楽器の世界コレクション1
– ブランシェのチェンバロ –
18世紀ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の美の世界
浜松市楽器博物館所蔵の名器“ブランシェ”
出演: 中野振一郎
形式: Color, Dolby, Dubbed, Widescreen
リージョン:0(リージョンフリー – 全世界共通)
ディスク枚数:1
販売元: デジタルセンセーション
収録曲
1. ブランシェのチェンバロのご紹介(お話)
2. 百合の花ひらく/F.クープラン
3. ヴェルサイユの響き(お話)
4. 優しい訴え/J.Ph.ラモー
5. 指先の技(お話)
6. スキタイ人の行進/J.N.P.ロワイエ
7. ジュピター/A.フォルクレ
8. フランス・ロココ音楽の魅力
9. 三美神/J.デュフリ
10. ヴィクトワール/J.デュフリ
内容紹介(amazonより転載)
大好評の楽器の世界シリーズ第1巻。浜松市楽器博物館所蔵F.E.ブランシェ2世製作(1765年パリ)のチェンバロを使用のコンサートDVD。 文部科学省選定作品。
当シリーズについては「楽器の世界コレクション」で検索して下さい。
●まさに国宝級の名器
本DVDでは、F.E.ブランシェ2世の手によるチェンバロを使用。彼の父であるブランシェ1世は、当時最高の楽器職人であったと当時の記録に残っています。このような楽器が幾多の戦乱を乗り越え演奏可能な状態で今日まで生き残ってこれたことは世界的にも稀で、しかも故郷のヨーロッパではなく日本の浜松にあることは、ある種の奇跡ともいえます。中野振一郎さんほどの名手が「演奏者にとってこの上もなく誇り」というほどの名器です。
●世界最大級を誇る浜松市楽器博物館が10年かけて修復した自慢の楽器
この楽器が来日したのは1992年。以後、浜松市楽器博物館が修復に着手し、長年に渡る調整の末、2007年12月、初めて博物館の外に出て、コンサートホールでの演奏が実現したのです。現代音楽で使われるピッチ(音の高さ)は440kHz付近で調整されますが、ブランシェを通常のバロック音楽よりも更に低い400kHz(現代のソの音に近い)というピッチで調整したところ、それまでになかった美しい響きで鳴りだしたそうです。まさに、ヴェルサイユの誇りと美意識を受け継いだ、気まぐれで繊細な楽器。「これがヴェルサイユの響きだったのか」と、中野振一郎はこの楽器に教えてもらったと語っています。
●世界で9人のチェンバリストに選ばれた中野振一郎の演奏を収録
世界有数のチェンバリスト中野振一郎が演奏。さらに、チェンバロ演奏の重要なポイントである手元の映像もご覧いただけます。また、指先の技やロココ音楽の魅力についてのトークシーンも収録。チェンバロ初心者にもおすすめの作品。
●洗練された究極の美意識を表す音色
「今日はどんなポーズであくびをしようかな」ということを日々考えるほど、俗世間と乖離した美の空間で生きていたヴェルサイユの貴族たち。そこには精神性よりも刹那的な「気まぐれ」の支配する世界「ロココ」がありました。旋律よりもクラヴサンの持つ音色の美しさ自体を追求する美意識、そこから派生する装飾美、軽やかさ、あでやかさ。その時代を生きてきた音色が、現代のコンサートホールに再現されたのです。演奏曲も、当時のヴェルサイユ・クラヴサン楽派を代表する作曲家の作品を揃えました。このDVDを流すだけで、その場が18世紀ヴェルサイユの空間に生まれ変わります。
●美麗なブランシェの写真集を含むフルカラー16P 解説冊子付き
浜松市楽器博物館の嶋館長による楽器紹介、中野振一郎による楽曲解説などを収録したフルカラーの16P冊子(日本語版、英語版)付き。