【公演情報】豊嶋泰嗣&中野振一郎/デュオ・リサイタル

2016年05月27日(金)

やっと豊嶋泰嗣さんとのデュオが実現!
大学も同期で、小さな学校なので当然お互い顔見知り、卒業後もお互いの活動をそれなりに把握し、時折お互いの演奏会に客として顔を出し、また喫煙所では煙草を吸いながら仲良く雑談…

そんな仲でしたが、不思議と「二人で演奏する」機会には一度もめぐまれなかった私たちでした。
ご一緒したいと思い続けておりましたがなかなかチャンスもなく…
でも今年!お互いデビューして丁度30年のこの年に、夢がかないました。

お互い50歳を越えてからやっとですよ。本当に感激。
皆さま!どうかこのデカ&チビコンビを宜しくお願い申しあげます。

豊嶋泰嗣&中野振一郎/デュオ・リサイタル
デビュー30周年記念!初共演バロック・デュオ

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日時

2016年11月25日(金)
19:00開演(18:30開場)

入場料

全席指定:4000円

桐朋学園大学在学中にソリストとしてデビュー後、卒業と同時に弱冠22歳で新日本フィルのコンサートマスターに就任、室内楽奏者としても世界的アーティストとの共演を重ねてきた名ヴァイオリニスト、豊嶋泰嗣。
同じく桐朋学園大学を卒業後、ヨーロッパを中心に活躍し、20代にしてすでに「世界の9人のチェンバリスト」に選ばれた中野振一郎。
同学年で学んだ二人の、デビュー30周年目に
して待望の初共演リサイタルが実現しました!
名コンサートマスターの優美で重厚なヴァイオリンの音色と、日本が世界に誇るチェンバリストが奏でる優雅な響き。精緻なバロック音楽に最適な音響を備えたHakuju Hallで、二人の名手による典雅な世界をご堪能ください。

出演

豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)
中野振一郎(チェンバロ)

プログラム

ヴィヴァルディ:マンチェスター・ソナタ 第5番 変ロ長調 RV759
ビーバー:無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ト短調
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV.1017
<バロックの悪魔と天使>
タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 「悪魔のトリル」
フォルクレ:クラヴサン組曲 第1番 ニ短調 より
Ⅰ. ラボルド Ⅱ. フォルクレ Ⅳ. ベルモン Ⅴ. ポルトガルの女 (チェンバロソロ)
ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ ニ長調 op5-8

プロフィール

豊嶋泰嗣(ヴァイオリン) Yasushi Toyoshima, violin
桐朋学園女子高等学校、桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。桐朋学園在学中よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者としてソリスト、室内楽、コンサートマスターとして演奏活動を始める。1986年、大学卒業と同時に弱冠22歳で新日本フィルのコンサートマスターに就任し楽壇デビュー。その後もサイトウ・キネン・オーケストラ・ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ等でコンサートマスターを務め、指揮者、オーケストラからの信頼
も厚い。97年からは九州交響楽団と新日本フィルの強い要請により両楽団のコンサートマスターを兼任するという異例の就任で注目を集めた。ソリストとしては、88年のサントリーホールでリサイタルデビュー、その後ベルリン放響、バシュメット&モスクワソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管弦楽団等、国内外のオーケストラとの共演。また、91年、92年、94年のセルフ・プロデュース公演を企画するなど多才な活動をしている。室内楽奏者としては、ハレー・ストリング・クァルテットを結成し、2000年までカザルスホールのレジデントクァルテットを務めた。その他、水戸カルテット、サントリーフェスティバルソロイスツ、ヴィルトゥオーゾ・アンサンブル・パルテノン、イシハラリリックアンサンブル、鎌倉ゾリスデン、JAYCMS、山形弦楽四重奏団等、数多くの室内楽プロジェクトに積極的に参加。そして、世界的なアーティストであるアイザック・スターン、ヨーヨー・マ、マルタ・アルゲリッチ、ピンカス・ズッカーマン、ミッシャー・マイスキー、リチャード・ストルツマン等の共演を重ねている。国内外の音楽祭にも毎年招かれ、沖縄、宮崎、倉敷、北九州、大垣、霧島、八ヶ岳、長野アスペンを始め、95・96年にはアメリカのサンタ・フェ・チェンバーミュージックフェスティヴァルに日本から唯一のアーティストとして招かれる。00年3月に紀尾井ホールでリサイタル、10月からは01年10月にかけてピアノの園田高弘氏とともに「ベートヴェン ソナタリサイタル」3回シリーズを好演。03年、「豊嶋泰嗣協奏曲の夕べ」では新日本フィルと共演でシュポア、ヴュータン、ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲を一夜にして行った。現在、新日本フィルソロ・コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管コンサートマスター、九州交響楽団桂冠コンサートマスター。アルティ弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍している。91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。京都市立芸術大学准教授。1719年製アントニオ・ストラディバリウスを使用。

中野振一郎(チェンバロ) Shinichiro Nakano, cembalo
1964年、京都生まれ。桐朋学園大学音楽学部(演奏学科・古楽器専攻)卒業。ヴェルサイユ古楽、バークレー古楽、ライプツィヒ・バッハなど名高い国際音楽祭より招かれている。とりわけ「ヴェルサイユ古楽フェスティヴァル」(91年)では、ケネス・ギルバートやボブ・ファン・アスペレンら欧米の名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」のひとりに選ばれた。93年、ロンドンのウィグモア・ホールにリサイタルデビュー。99年には
ドイツにてコレギウム・ムジクム・テレマンを率い、オーケストラ・ディレクターとしての才能を国際的にアピールした。2011年に、年1回・全6回のリサイタル・シリーズ「F.クープランの全景~中野振一郎によるオルドル全曲公演」を上野の東京文化会館等でスタート。毎年、アジア最大級の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」(東京ほか)でも個性的なリサイタル・プログラムを披露し、好評を博している。近年は、得意のトークを交えたレクチャー・コンサートを通して、チェンバロの仕組みや古楽の魅力を伝える活動にも力を入れている。録音活動にも熱心で、「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(00)がレコード・アカデミー賞に輝くほか、「J.S.バッハ:フランス組曲」(04)は「レコード芸術」誌の特選盤に選出された。コレギウム・ムジクム・テレマンとの共演によるCDも00年以降リリースされている。パーセルの生誕350年を祝う「女王の祭壇~パーセル作品集」は09年度レコード・アカデミー賞・音楽史部門を受賞。11年には、デビュー25周年を記念して「チェンバロ名曲集」(「レコード芸術」誌・特選盤)および「デュフリ全集」(2枚組:「レコード芸術」誌・特選盤/準特選盤)をリリース。最新盤は、「大いなる転換期の音楽 ~18世紀英国王室とカークマンの時代~」(12/共演:川田知子氏)、「女神(ミューズ)たちの饗宴 ~18世紀ロココの宮廷を彩った音楽~」(12)。10年に『チェンバロをひこう~憧れの楽器をはじめるための名曲集~』を音楽之友社より出版。京都市立芸術大学、大阪・相愛大学、名古屋音楽大学で後進の指導にも励んでいる。文化庁芸術祭大賞(04度)など受賞多数。

チケットの予約・問い合わせはHakuju Hallまで

https://www.hakujuhall.jp/syusai/64.html