中野振一郎プロフィール

略歴と演奏活動

中野振一郎

1964年 京都に生まれる。

1986年 桐朋学園大学音楽学部演奏学科(古楽器専攻)卒業。

1990年 10~11月に大阪で開いた4回連続の独奏会「ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅」により「大阪文化祭金賞」等を受賞。

1991年 7月にフランスの 「ヴェルサイユ古楽フェスティバル」のクープラン・サイクルに出演。ケネス・ギルバートやボブ・ファン・アスペレンら欧米を代表する名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。

1992年 6月に「バークレー古楽フェスティバル」へ最年少の独奏家として招かれる。

1993年 ロンドンの独奏会場ウィグモア・ホールのデビュー・リサイタルを開き、「日本人には珍しいパーソナリティーを持っている」と的確な評価を受けた。

1994年 10~12月、サイモン・スタンデイジとの二重奏を含む3回連続の演奏会「チェンバロ三夜物語」を東京で開き、その「豊かな表現」(音楽評論家・岡部真一郎氏=日本経済新聞)が改めて注目を集めた。

1995年 3・6・10月と日本経済新聞社主催の「日経リサイタルシリーズ/ワークショップ オブ  ミュージック」に出演し、「柔軟・自由・ほどよい即興で自然体、“楽興の時”をきざんでゆく」(音楽評論家・故中河原理氏=1995年6月19日付朝日新聞・夕刊)、「さりげない素顔を見せるこの若い音楽家は、間違いなく、日本が世界に誇るべき名手である」(音楽評論家・岡本 稔氏=1995年10月20日付日本経済新聞・夕刊)と評された。

1999年 2月のドイツ招聘演奏旅行にてコレギウム・ムジクム・テレマンを率いて見事に聴衆を沸かせ、ソリストとしてだけではなく、オーケストラの音楽を構成するディレクターとしての魅力を国際的にアピールした。「各変奏が持つ世界を可能な限り忠実に描出しようとする真摯な姿勢には心を打たれる」「先人たちの遺産を鑑み、大地をしっかり踏まえた中野の解釈の方が説得力が大きい」「この基本的な解釈にさらなる年輪が刻まれるのを見守っていきたい」(音楽評論家・岡本稔氏=1999年11月9日付日本経済新聞・夕刊)と絶賛された。

ゴルトベルク変奏曲

パーセル作品集(2009年)

2000年 『ゴルトベルク変奏曲』でレコードアカデミー賞を受賞。

2003年 5月末にドイツより日本から唯一招聘を受け、「バッハ・フェスティバル・ライプツィヒ2003」に出演。ソロ演奏会及びコレギウム・ムジクム・テレマンとの共演等、ソリストあるいはミュージックディレクターとしての力量を遺憾なく発揮。中でもライプツィヒにおける「ゴルトベルク変奏曲」は特筆すべき公演で、現地でも高い評価を得た。この様子はNHK教育テレビ「芸術劇場」にて放映され国内でも話題を呼んだ。

2004年 7月から8月に掛けて行ったドイツでの単独リサイタルツアーが現地で大絶賛され、同年10月に日本で開催したリサイタルが「平成16年度文化庁芸術祭・大賞」を受賞した。 10月にはバッハの大曲「ゴルトベルク変奏曲」をCD収録しリサイタルを開催。

2009年 アジア最大級の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に初出演。『パーセル作品集』で第47回レコードアカデミー賞(音楽史部門)に輝く。

チェンバロをひこう 憧れの楽器をはじめるための名曲集

チェンバロをひこう
憧れの楽器をはじめるための名曲集

2010年 楽壇デビュー25周年を迎える。『チェンバロをひこう~憧れの楽器をはじめるための名曲集』(音楽之友社)を出版。

2011年 年1回・全6回のリサイタル・シリーズ「F.クープランの全景~中野振一郎によるオルドル全曲公演」(主催:日本テレマン協会)を上野の東京文化会館にてスタート。

毎年、音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(東京ほか)では個性的なリサイタル・プログラムを披露し好評を博している。近年は、幅広いレパートリーと楽しいトークによるレクチャー・リサイタルも日本各地で高い人気を呼んでいる。

京都市立芸術大学、名古屋音楽大学等で後進の指導にも励んでいる。

主な受賞歴

  • 1991年度 – 大阪文化祭賞・金賞、大阪市・咲くやこの花賞
  • 1992年度 – 村松賞、関西芸術大賞・シルバー賞
  • 1994年度 – 大阪文化祭賞・本賞
  • 1995年度 – 大阪文化祭賞・本賞
  • 1996年度 – 大阪文化祭賞・本賞
  • 1996年度 – 文化庁芸術祭音楽部門・新人賞
  • 2000年度 – レコードアカデミー賞(録音部門・『ゴルトベルク変奏曲』)
  • 2003年度 – 第22回京都府文化賞
  • 2004年度 – 兵庫県芸術奨励賞
  • 2004年度 – 文化庁芸術祭・大賞
  • 2009年度 – レコードアカデミー賞(音楽史部門・『パーセル作品集』)

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